ちょうさ祭りシーズン到来!!
こないだからお祭りに関するブログを更新していますが、キンモクセイの香りが漂い出す頃、香川県の観音寺市や三豊市は"ちょうさ祭り"一色に染まります。
今年は新型コロナウイルスの影響もあり『かきくらべ』等の行事は中止されたモノの、お隣の豊浜町でも3年ぶりに「さぬき豊浜ちょうさ祭り」が実施され、たくさんの人たちでにぎわいました。
例年のお祭りでは、第2土日は地元の氏神さんである井関地区の秋祭りと被る為、他所のお祭りなど見に行ける余裕は全くないのですが、時間が空いたので一昨日の日曜日は朝からお祭り見物をしてきました。
ちょうさの種類-大きく分けて3種類-
ただ一言『ちょうさ』と言っても色んな形のちょうさが存在するのは皆さんご存じでしょうか?少なくとも四国・瀬戸内地方に暮らしている方なら何となく分かるかと思いますが、こちらのトピックでは『ちょうさ』を知らない人のために名前の由来と種類について説明したいと思います!!
豊浜型のちょうさ
まず『ちょうさ』と聞いて皆さんが思い浮かべるのが「さぬき豊浜ちょうさ祭り」で使われる山車の事を思い浮かべると思いますが、一般的には太鼓を積んだ山車の事で"太鼓台"と呼ばれています。
※写真はさぬき豊浜ちょうさ祭りにて、五十鈴神社でが氏子の梶谷太鼓台※
大阪の方では『布団太鼓』と呼ばれいる太鼓台も我が故郷の観音寺市では『ちょうさ』と読んでおり、愛媛に行くと太鼓台の事をそのまま『太鼓』と読んだりしています。
そして、香川県の西部でもっと多い形のちょうさが『豊浜型(とよはまがた)』と言われる種類のもの。
地元の大野原はもちろん、旧の観音寺市、愛媛県でも川之江や伊予三島等で、上記の形の太鼓台が奉納されている事が多いです。
観音寺型のちょうさ
※写真は香川県三豊市豊中町の高良神社で奉納される寺家下組太鼓台※
観音寺型の太鼓台は一目で見て分かりますが、かき棒の幅が他の地域と比べて少し広く、かけ布団が4枚ついているのが特徴。
琴弾八幡宮や天空の鳥居で有名な高屋神社、また三豊市の一部の地域では上記のタイプの太鼓台が奉納される事が多い。
新居浜型
※写真は香川県三豊市山本町辻地区の菅生神社で奉納される中辻太鼓台※
観音寺市では少ない形のちょうさですが、お隣の三豊市に行けば、新居浜型のちょうさにそれなりに出会えます!!
ちょうさ祭りの知名度は、全国的に見ても「さぬき豊浜ちょうさ祭り」より「にいはま太鼓祭り」の方が、圧倒的にメディアの取材も多く有名なお祭りなので、新居浜型の太鼓台を香川県でも追いかけるファンが最近増えたように思います。
『新居浜型の太鼓台と豊浜型の太鼓台の違いって何なの?』って聞かれたら、恐らく僕は「かけ布団が無いのと掛け声が若干違う所、それからとんぼが"黒とんぼ"かな?」って答えますね^^
なお、各太鼓台のパーツの事もお話したいのですが、そこまで記事にすると長くなりそうなので、今回は省略致します。
番外編-これぞ香川の昔ながらのちょうさ?
僕の暮らしている地方ではちょうさのサイズがとにかくデカい!!そして祭りも派手・・・。
※写真は榎井地区の春日神社に奉納される旗岡(はとか)太鼓台※
しかし、伊予見峠を抜けて仲多度郡の琴平町に行けばどうだろうか?ちょうさの形はもちろん、太鼓の叩き方、掛け声、祭礼日程など全てが変わってくる。
まず言えるのが、琴平町やまんのう町のちょうさには"とんぼ"が無い。どうしてないかは分からないがとにかく中讃地域のちょうさの形やお祭りの仕方が変わってて、見ていてとても面白いのです。
安心してお祭り見物を楽しむために!!
今年は3年ぶりに開催された市内各地の秋祭り。まだお祭りが残っている地方もあるので、安心して楽しくお祭り見物を楽しんで頂くための3か条をご用意いたしました!!
- ちょうさの動きには充分注意しよう!!
- スマホ・デジカメの充電は前日までに済ませよう!!
- このご時世、感染対策をしっかりと行ってお祭り見物いたしましょう!!
以上の3つの事に注意していれば、恐らく事故や怪我、トラブルなくお祭り見物を楽しめるのではないかと思います。
当ブログでは、各地域のお祭りで撮影した各太鼓台の写真などを撮影していけたらと思っておりますのでぜひ、宜しくお願いできたらと思います♪
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